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AGNC Investment Corp

分析レポート
作成日 2026-06-08
分析時株価
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📅 本レポートは 2026-06-08 時点の分析です。株価・数値はその時点のもので、最新の状況とは異なる場合があります。最新の株価・開示は各自でご確認ください。
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Kabuly 案内役

この銘柄、まずは"分析"からいっしょに見ていきましょう。

事業と業績までを無料で公開しています。バリュエーションと"結論"パートは、筆者の個人用メモとして非公開にしています。

1. エグゼクティブサマリー

銘柄概要: AGNC Investment Corp(以下AGNC)は時価総額約110億ドルのピュアプレイ・エージェンシーMortgage REIT(mREIT)。米政府系機関(Fannie Mae/Freddie Mac/Ginnie Mae)が保証するResidential MBS(RMBS)に100%投資し、レバレッジ7倍超を効かせて利ザヤと配当を稼ぐビジネスモデルを持つ。月次$0.12($1.44/年)の配当を継続中で、現在株価$10.26に対する月次配当利回りは約14%と全米トップクラス。Tangible Net Book Value(TBV)はQ1 2026末で$8.38(QoQ -5.6%)に低下したものの、4月以降の Agency MBSスプレッド縮小により6%回復し直近約$8.88レンジへ復帰したと経営側がコメント。

ただし(a)月次配当の高水準(14%利回り)、(b)2026年下期にかけてのFRB利下げによるスプレッド縮小、(c)Net Spread + Dollar Roll Income $0.42/Q(配当 $0.36をカバー比117%)という配当継続性が下値支持として機能。インカム重視ならコア保有継続、新規エントリーは$9.80以下まで待ちが望ましい。

最大リスク: (1) Agency MBSスプレッドの再拡大(地政学リスク・関税起因のボラティリティ上昇)によるTBV毀損、(2) FRBが利下げ見送り又は再利上げに転じた場合の調達コスト上昇、(3) 配当維持目的のATM増資(2026年初に約20億ドル相当の発行枠が指摘されており希薄化懸念あり)、(4) 期前償還(Prepayment)加速によるイールド低下と再投資リスク。歴史的にmREITはBlack Swan的ボラティリティ局面(2020年3月、2022年Q3)で30〜50%の急落を経験している。

2. 事業構造と競争優位性

ポートフォリオ構成(Q1 2026末)

  • Agency RMBS 100%: 主にFannie Mae/Freddie Mac保証30年固定MBSが大半。クレジットリスクは政府機関の暗黙保証で実質ゼロ。
  • Investment Portfolio: 約780億ドル相当(TBA含む)
  • ファンディング: Repo市場による短期調達(平均満期100日未満)+ 金利スワップ・スワプション・米国債ショートで金利上昇ヘッジ
  • Hedge Ratio 83%(オプション除外、Q1 2026)、Pay-Fixedスワップ$76.5B(平均固定金利2.67%、平均満期4.1年)
  • Economic Leverage 7.4x(QoQ +0.2x)
  • Liquidity: 無担保現金+Agency MBS $7B(Tangible Equityの60%)

競争優位性

  1. スケール(規模の経済): NLY $106Bと並ぶ業界2位の規模。Repo金利の交渉力と機関投資家マンデートの安定確保。
  2. Dollar Roll戦略の熟練: TBA市場での同時売買により実質的なレバレッジ・キャリーを獲得。Q1 2026のNet Spread + Dollar Roll Income $0.42/Qは業界トップクラス。
  3. アクティブヘッジ運用: NLYの87%にやや劣るが83%まで引き上げ済み。スワプション活用で凸性リスクを抑制。
  4. 月次配当: 業界では珍しい月次配当モデルでインカムETF・個人投資家マンデート資金を呼び込む。
  5. ピュアプレイ集中: TWOのようなMSRポートフォリオを持たず、シンプルなAgency MBSのみ。事業理解しやすく機関投資家が評価可能。

SWOT 分析

区分内容
Strengths(1) 業界最大級$78Bのポートフォリオ規模 (2) 月次配当継続(2020年4月のカット以来$0.12を6年間維持) (3) Net Spread + Dollar Roll Income $0.42/Qが配当$0.36をカバー (4) Hedge Ratio 83%で金利上昇耐性 (5) 流動性 $7B(Equity 60%)
Opportunities(1) FRB利下げ進展でRepoコスト低下→Net Spread拡大 (2) Agency MBSスプレッド150-175bp→歴史平均100-120bpへの正常化でTBV回復 (3) GSE改革(Fannie/Freddie民営化議論)による需給好転 (4) 銀行のMBS保有比率低下による機関投資家への売り需要シフト
Threats(1) FRBがインフレ再燃で利下げ停止/再利上げ (2) 関税・地政学リスクによるボラティリティ再拡大 (3) Prepayment加速によるイールド低下 (4) Repo市場のストレス時の流動性悪化(2020年3月再来リスク) (5) 配当カット時の株価急落(過去-30%以上の事例)

3. 直近業績とファンダメンタル

直近4Q業績推移(2025 Q2〜2026 Q1)

指標Q2 2025Q3 2025Q4 2025Q1 2026
Net Spread + Dollar Roll Income/share$0.38$0.43$0.35$0.42
Distributable EPS(GAAP Comprehensive)$(0.13)$0.81$0.89$(0.18)
Tangible Net Book Value/share$7.81$8.28$8.88$8.38
月次Dividend(累計四半期)$0.36$0.36$0.36$0.36
Economic Return on Tangible Equity-3.8%+10.6%+14.5%-1.6%
Economic Leverage7.3x7.0x7.2x7.4x
Hedge Ratio71%75%77%83%

ハイライト:

  • 2025年通年: Net Spread + Dollar Roll $1.50 vs Dividend $1.44 → カバレッジ104%、年間トータルリターン+34.8%
  • Q1 2026はAgency MBSスプレッド拡大(135bp→175bp)でTBVが$0.50毀損したがNet Spreadは堅調
  • 4月時点でTBV +6%回復(経営コメント、推定$8.88レンジ復帰)

配当履歴(月次$0.12維持期間)

期間月次配当年率備考
2008-2010$1.00→$1.40(四半期)$5.60設立当初は四半期配当
2017年9月〜$0.18(月次へ移行)$2.16月次配当開始
2020年4月〜$0.12$1.44COVID-19で-33%カット
2020/04〜2026/06$0.12$1.446年連続維持(75ヶ月)

配当カット記録: 2020年4月($0.16→$0.12、-25%)、2016年($0.20→$0.18)、2014年($0.218→$0.20)。長期的にはBook Valueの減少に応じて段階的にカット。

株価指標(2026-06-08時点)

指標コメント
株価$10.26Yahoo Finance
時価総額約$110B(110億ドル)mREIT業界2位
Tangible Book Value/share$8.38(Q1末) / 約$8.88(4月回復後推定)-5.6% QoQ → +6% 4月リバウンド
月次配当利回り14.04%(年率$1.44/$10.26)業界トップ水準
ROE(直近4Q)約+18%(Economic Return ベース)TBV+Dividend
Economic Leverage7.4x業界平均6〜8x
Net Spread(excl. catch-up)1.81%(Q4 2025)YoY -10bp
🔒

バリュエーション・投資判断・目標株価(非公開)

3アプローチのバリュエーション、結論(BUY/HOLD/SELL)、12ヶ月目標株価レンジ、エントリー/エグジット戦略・トリガーは、筆者の個人用メモとして非公開にしています。

パスコードが違うようです。

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