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Ford Motor Company

分析レポート
作成日 2026-06-23
分析時株価
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📅 本レポートは 2026-06-23 時点の分析です。株価・数値はその時点のもので、最新の状況とは異なる場合があります。最新の株価・開示は各自でご確認ください。
株おじ
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Kabuly 案内役

この銘柄、まずは"分析"からいっしょに見ていきましょう。

事業と業績までを無料で公開しています。バリュエーションと"結論"パートは、筆者の個人用メモとして非公開にしています。

1. エグゼクティブサマリー

Ford Motor Company(F)は時価総額約 $57 billion・年間売上 $185 billion 規模の米国 Big Three 自動車メーカーであり、2026年は「Detroit Comeback の明確な勝者」として年初来でGM・Stellantisを大きくアウトパフォームしている。Q1 2026 決算では EPS $0.66(予想 $0.19 を大幅上回り)、売上 $43.3 billion(前年比 +6%)、調整後 EBIT は前年比 +242% と急伸した。

ただしこのQ1の好決算は $1.3 billion の一時的なIEEPA関税還付と Novelis(アルミ供給)工場復旧という非経常要因に大きく依存しており、これを割り引いて評価する必要がある。一方で会社側は、$1.3B の関税還付の継続性が不透明なこと、アルミ等のコモディティ逆風が当初想定より $1B 増えること、を理由にFCFガイダンスのレンジ上振れには慎重姿勢を維持している。

最大の論点は「Q1の一過性要因を除いた持続的収益力」と「Model e赤字の出口戦略」、そして特別配当が2026年は見送られる見込みである点

2. 事業構造と競争優位性

2-1. セグメント別構成(2026年通期ガイダンス)

セグメント内容2026 EBIT ガイダンス位置づけ
Ford Model e(EV)EVおよび関連ソフト/技術-$4.0〜-4.5 billion(赤字)構造的損失・出口未確定
Ford Credit(金融)自動車ローン/リースEBT 約 $2.5 billion安定収益・景気感応

Q1 2026 実績では Ford Blue が売上 $23.9B で EBIT $1.9B、Ford Pro が売上 $14.7B で EBIT $1.7B といずれも前年比でマージン改善。一方 Model e は -$777 million の EBIT 赤字を計上した。Ford Pro のリカーリング収益(ソフト/テレマティクス/アフターマーケット)が EV 赤字を相殺する構造が同社の生命線である。

2-2. 競争優位性(Moat)

  1. Ford Pro の商用フランチャイズ: 北米商用バン/トラック市場での圧倒的シェアと、車両販売後のソフトウェア・テレマティクス・サービスによるリカーリング収益が、純粋な台数依存からの脱却を可能にしている。商用顧客のスイッチングコストとフリート関係の粘着性が moat の核。
  2. F-シリーズの収益力: F-150 を中心とするフルサイズピックアップは北米で40年以上のベストセラーであり、Ford Blue の高マージンを支える。
  3. 強固なバランスシート: Q1末で現金 $17.65 billion、さらに $18 billion のコーポレートクレジットファシリティを合わせ流動性約 $35 billion 超。景気後退局面でも配当維持・EV投資継続を可能にする厚いクッション。
  4. ブランド・ディーラー網: 全米最大級のディーラーネットワークと商用サービス拠点が、品質改善とアフターサービス収益の基盤。

2-3. SWOT

項目内容
S (Strength)Ford Pro の高マージン・リカーリング収益 / F-シリーズの収益力 / 流動性 $35B 超 / Big Three で2026年唯一の年初来プラス / GMより高い配当利回り(4.2%)
T (Threat)関税の不確実性($1.3B IEEPA 還付の継続性不明)/ アルミ等コモディティ逆風(+$1B)/ EV価格競争と政策変更(補助金縮小)/ 景気後退による自動車需要・Ford Credit 信用コスト悪化 / 在庫・インセンティブ増加圧力

3. 直近業績とファンダメンタル

3-1. Q1 2026 決算ハイライト

指標コメント
売上$43.3 billion前年比 +6%、予想 $42.96B 上回り
EPS(調整後)$0.66予想 $0.19 を大幅上回り(一時要因含む)
純利益$2.55 billion前年比 +441%
調整後 EBIT約 $3.5 billion前年比 +242%
調整後 FCF-$1.9 billion(Q1 単独の季節的支出)通期はプラスガイダンス
現金$17.65 billion流動性合計 約 $35B 超

読み解き: Q1の EPS $0.66 は $1.3B の一時的関税還付と Novelis 復旧効果を含むため、この水準が持続するわけではない

3-2. 通期ガイダンス(2026年)

指標ガイダンス前回比
コモディティ逆風約 $2 billion+$1B(主にアルミ)
関税影響約 $1 billion(IEEPA還付除く)

3-3. 配当履歴と持続性

通常配当特別/補足配当合計当時平均株価利回り
2023$0.60$0.65$1.25$12.5010.0%
2024$0.60$0.18$0.78$11.506.8%
2025$0.60$0.15$0.75$11.006.8%
2026(見込み)$0.60(Q1/Q2 各 $0.15 確定)見送り見込み$0.60E$14.344.2%

ただし特別配当(2025年の $0.15 等)は2026年は見送り見込みであり、過去数年トータル利回りを押し上げてきた要素が剥落する点に留意。

3-4. 株価指標(2026/6/23 時点)

指標
株価$14.34
時価総額約 $57 billion
Forward P/E約 9〜10x
配当(通常・年率)$0.60
配当利回り約 4.2%
現金$17.65 billion
流動性合計約 $35 billion 超
🔒

バリュエーション・投資判断・目標株価(非公開)

3アプローチのバリュエーション、結論(BUY/HOLD/SELL)、12ヶ月目標株価レンジ、エントリー/エグジット戦略・トリガーは、筆者の個人用メモとして非公開にしています。

パスコードが違うようです。

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